バイオトイレのレンタル価格・相場は?仮設トイレとのコスト比較や選び方のポイントなど徹底解説

建設現場やインフラ整備の現場、あるいは山間部での仮設事務所設置において、トイレの問題は非常に重要です。特に、下水道が通っていない場所でのトイレ設置は、従来の汲み取り式トイレでは臭いや衛生面、そして定期的な汲み取りコストなど、多くの課題がありました。
そこで近年、従来の汲み取り式の仮設トイレに代わり、注目を集めているのが「バイオトイレ」です。
この記事では、下水道のない過酷な環境でも快適に使用でき、かつランニングコストを大幅に抑えることができるバイオトイレについて、その価格の仕組みや選び方について詳しく解説します。
バイオトイレのレンタル価格相場とコストの仕組み

レンタル費用の内訳(初期費用・月額・運搬費)
バイオトイレをレンタルする際、まず把握しておくべきは具体的な費用の相場です。一般的な仮設トイレとは異なり、バイオトイレには特殊な初期費用も発生します。これら費用は地域やレンタル会社、機種により変動しますが、ここでは、バイオトイレのレンタルにおける一般的な価格相場を元に解説します。
まず「初期費用」として、約30,000円〜50,000円程度が必要です。これは主に、バイオトイレの心臓部である「処理母材(おがくずや木質チップ、バイオチップ)」の購入費用や、初期設定手数料にあたります。通常の仮設トイレにはない項目ですが、快適な無臭環境を作るために欠かせない費用です。
次に「月額レンタル料」です。バイオトイレ(処理能力1日30〜50回程度の標準モデル)の場合、月額70,000円〜10,000円程度が相場となります。一般的な汲み取り式の仮設トイレが月額20,000円前後であることを考えると、表面上のレンタル単価は高額に設定されています。
最後に「運搬・設置撤去費」です。これらは距離や現場の状況によりますが、往復で40,000円〜80,000円程度を見込んでおく必要があります。バイオトイレは重量があるため、ユニック車での配送が基本となり、通常の軽トラックで運べる仮設トイレよりは割高になる傾向があります。これらを合計し、導入初月には15万円〜20万円程度の予算が必要になるのが一般的です。
一般的な仮設トイレ(汲み取り式)とのコスト比較
「レンタル料が3倍以上高いなら、普通の仮設トイレのほうが良いのでは?」と思われるかもしれません。しかし、コスト比較において最も重要なのは「運用中のランニングコスト(汲み取り費用)」です。具体的なシミュレーションで比較してみましょう。
条件として、山間部の現場で作業員10名、月3回の汲み取りが必要なケース(汲み取り費用が1回25,000円と仮定)を想定します。
従来の汲み取り式トイレの場合
| 月額レンタル料 | 約20,000円 |
| 汲み取り費用 (月3回) | 75,000円 (25,000円×3) |
| 給水管理費など | 約5,000円 |
| 1ヶ月の ランニングコスト合計 | 約100,000円 |
バイオトイレの場合
| 月額レンタル料 | 約90,000円 |
| 汲み取り費用 | 0円 |
| 電気代 | 約3,000円 |
| 1ヶ月の ランニングコスト合計 | 約93,000円 |
このように、汲み取りの頻度が高い現場や、バキュームカーの出張費が高額になる僻地の現場においては、バイオトイレの方が月々の支払総額が安くなるケースが多々あります。
特に、「バキュームカーを呼ぶたびに現場作業を中断しなければならない時間的ロス」や「手配する事務コスト」を含めると、バイオトイレのコストパフォーマンスはさらに向上します。表面的なレンタル価格だけでなく、汲み取り費用を含めた総額で比較検討することが重要です。
バイオトイレのレンタルは短期と長期、どっちが良い?

上記のコスト構造を踏まえると、バイオトイレのレンタルは中長期の利用で最もメリットが出やすいと言えます。
短期利用(数日〜1ヶ月未満)の場合、初期費用(チップ代など約4万円)と運搬費のウェイトが大きくなってしまいます。汲み取り費用の削減効果を得られる期間も短いため、単純な金額比較では従来の仮設トイレの方が安く済むことがほとんどです。短期利用でバイオトイレが選ばれるのは、コスト面よりも「イベント会場での臭気対策」など、環境面や質を重視する場合に限られます。
一方で、利用期間が半年、1年と長くなればなるほど、毎月の「汲み取りコスト削減分」が積み重なり、初期費用の差額を回収できます。損益分岐点は現場の条件によりますが、一般的に「汲み取りが月に2回以上発生する現場」かつ「工期が6ヶ月以上」であれば、バイオトイレの方が経済的にも有利になる可能性が高いです。
また、冬場の積雪でバキュームカーが入れなくなる可能性がある地域などでは、コストに関わらず「汲み取り不要」という機能自体が、現場のリスク管理として必須となるケースもあります。工期と汲み取り事情を照らし合わせ、最適なプランを選択してください。
バイオトイレを選ぶメリット・デメリット

メリット:「汲み取り不要」「におわない」ことによる環境改善
バイオトイレを導入する最大のメリットは、なんといっても「汲み取りが不要」であり、かつ「におわない」という点にあります。これは単なる利便性の向上だけでなく、現場の環境改善(働き方改革)に直結する重要な要素です。
まず、汲み取り不要という点についてですが、これは物理的な排泄物が微生物によって分解・消滅するためです。
従来の仮設トイレでは、タンクに溜まった汚物を定期的に回収する必要がありましたが、バイオトイレはそのプロセス自体をなくしました。
これにより、バキュームカーが進入できないような山奥の現場や、国立公園内、あるいは離島などのアクセスが困難な場所でも、トイレの維持管理が可能になります。
排出されるのは主に水分(水蒸気)と炭酸ガスだけなので、周囲の土壌や水源を汚す心配もありません。
次に、においの問題です。建設現場や仮設事務所において、トイレの悪臭は作業員のモチベーションを下げる大きな要因の一つでした。特に夏場の仮設トイレは、強烈なアンモニア臭が発生しやすく、近隣住民からのクレームの原因になることもあります。
一般的なバイオトイレでは、おがくずや木質チップなどを母材として使用しています。ここに生息する微生物が、排泄物を水と二酸化炭素に分解・発酵させる過程で、においの元となる有機物を処理してしまいます。
さらに、攪拌(かくはん)装置とファンによって常に空気を送り込み、水分を蒸発させるため、従来の仮設トイレのようなアンモニア臭が発生しにくい構造になっています。
実際に使用してみると、排泄物の不快な臭いはほとんど感じられず、代わりにおがくずの木の香りや、森の中のような土の香りが漂う程度です。
「トイレがにおわない」ということは、現場で働く方々にとって大きなストレス軽減になります。女性スタッフが多い現場や、清潔感が求められる現場事務所の近く、あるいは近隣への配慮が必要な住宅街などでも、バイオトイレなら安心して設置することができます。
メリット:設置場所を選ばない「自由度の高さ」
バイオトイレのもう一つの大きなメリットは、設置場所を選ばない「自由度の高さ」です。
通常、水洗トイレを設置するには、下水道管への接続工事や給水管の引き込みが必要です。これには多額の費用と時間がかかりますし、そもそもインフラが整っていない場所では不可能です。
また、簡易水洗トイレであっても、水の補給と便槽の汲み取りが必要なため、車両が横付けできる場所でなければ運用できません。
対してバイオトイレは、基本的に「電源」さえ確保できれば、どこにでも設置が可能で、給排水工事は一切不要です。
必要なのは、微生物を活性化させ、槽内を攪拌(かくはん)し、水分を蒸発させるためのヒーターとファンを動かす電気だけです。
一般的な100Vの家庭用電源があれば稼働するため、現場の仮設電源から簡単に電気を引くことができますし、もし電気が来ていない場所であれば、発電機を使用することで対応可能です。
また、多くのバイオトイレは、建設現場での利用を想定してコンパクトに設計されています。
一般的なモデルであれば、軽トラックや2トン〜4トントラックで運搬でき、ユニック(クレーン)で吊り下げてそのまま設置するだけで完了します。
本体サイズは畳一畳分より少し大きい程度のものが多く、最小限のスペースで設置できるため、敷地に余裕のない現場でも導入しやすいのが特徴です。
ただし、設置に際しては「水平で地盤がしっかりしていること」が絶対条件です。傾いた場所に設置すると、槽内の攪拌(かくはん)が均一に行われず、故障の原因になったり、処理能力が低下したりする可能性があります。
また、導入する際は、雨水が直接槽内に入り込まない構造になっているか、屋外設置に対応した耐久性があるかを確認することも重要です。
基本的にバイオトイレは、AC100Vなどの電源さえ確保できれば、山頂付近の工事現場や河川敷、災害復旧現場など、下水道がなく通常のトイレ設置を諦めていたような場所でも、快適なトイレ環境を構築できます。
この「場所を選ばない」という強みは、多様な現場を持つ建設・土木業界にとって非常に強力な味方となります。
デメリットと注意点(使用回数制限など)
非常に高性能なバイオトイレですが、導入前に必ず理解しておくべきデメリットや注意点も存在します。これらを知らずに導入してしまうと、トラブルの原因となるため、しっかりと確認しておきましょう。
最大の注意点は「1日の使用回数に制限がある」ということです。
バイオトイレは、微生物が排泄物を分解するスピードに合わせて使用する必要があります。もし、処理能力を超える大量の排泄物が短時間に投入されると、微生物の分解が追いつかず、槽内の水分過多(過湿)状態を招いてしまいます。水分過多になると、分解効率が落ちるだけでなく、嫌気性発酵(腐敗)が始まり、悪臭の原因となってしまいます。
通常の仮設トイレであれば「タンクが満タンになるまで」いくらでも使えますが、バイオトイレは「生き物」のようなものです。機種ごとに定められた「1日あたりの処理能力(回数)」を必ず守る運用が求められます。
たとえば、1日40回まで対応の機種であれば、現場の人数から逆算して、1台で足りるのか、あるいは2台必要なのかを計算する必要があります。使用人数が多い場合は、複数台を設置して利用を分散させるなどの工夫が必要です。
また、メンテナンスフリーに近いとはいえ、完全に放置して良いわけではありません。長期間使用していると、槽内のおがくずや木質チップなどの母材が分解されて減ってきたり、細かくなりすぎたりすることがありますので、定期的な点検を行い、必要に応じて母材の補充や交換を行う必要があります。
また、使用頻度が低い場合でも、微生物を活動させるために通電(電気を入れたまま)しておく必要があります。電源を切ってしまうと、温度が下がり微生物が活動を停止してしまうためです。
さらに、投入してはいけないものにも注意が必要です。
トイレットペーパーは分解できる専用のものや、水に溶けやすいものを使用するのが基本です。また、タバコの吸い殻や生理用品、プラスチック製品などの「有機物ではないゴミ」は絶対に投入してはいけません。
これらは分解されずに槽内に残り、攪拌翼に絡まって故障の原因となりますので、導入にあたっては、現場の作業員全員に周知徹底する必要があります。
失敗しないバイオトイレの選び方

想定利用人数と処理能力の確認
バイオトイレ選びで最も失敗しやすいのが、処理能力のミスマッチです。「安ければ何でも良い」と、現場の人数に見合わない小型の機種を選んでしまうと、すぐに処理能力の限界を超えてしまい、悪臭や故障といったトラブルに直結します。逆に、少人数の現場に過剰に大きなスペックの機種を導入するのは、コストの無駄遣いになります。
適切な機種を選ぶためには、まず「現場で1日にトイレを利用する延べ回数」を正確に見積もることが重要です。
計算式としては「現場の作業員数 × 1人あたりの1日の平均トイレ回数」で概算を出します。一般的に、1人の作業員が勤務時間中にトイレに行く回数は3回〜5回程度と言われています。たとえば、作業員が10名の現場であれば、10人 × 4回 = 40回 という計算になります。
この「40回」という数字が、選定するバイオトイレの「1日あたりの処理能力」以内に収まっている必要があります。
もし、現場の人数が20名であれば、計算上は80回となるため、処理能力40回の機種であれば2台設置するか、より大型の機種を検討する必要があります。
また、休憩時間などに利用が集中することも考慮する必要があります。短時間に連続して使用が集中しても、攪拌能力やヒーターの性能がしっかりしている機種であれば対応できますが、余裕を持った台数設定をしておくのが安全です。
メーカーやレンタル会社のカタログには、必ず「1日〇〇回まで」といったスペック表記があります。この数字はメーカーが保証する適正な利用限度ですので、必ずこの数値を基準にして選定を行ってください。
迷った場合は、見積りの際に「現場は〇〇人で、期間は〇〇ヶ月です」と伝え、最適な台数と機種を提案してもらうのが最も確実な方法です。
設置場所のアクセスと電源確保
バイオトイレを選ぶ際は、スペックだけでなく「物理的に設置できるか」という環境条件の確認も欠かせません。確認すべきポイントは大きく分けて二つ、「搬入経路」と「電源」です。
まず搬入経路についてですが、バイオトイレは基本的に完成品としてトラックで運ばれてきます。そのため、設置場所までトラック(4トン車やユニック車など)が進入できる道路幅があるかどうかが第一のハードルとなります。
山間部の現場などでは、道が狭く大型車両が入れないケースもあります。その場合は、より小型のトラックで運搬可能な機種を選ぶか、あるいは現地でフォークリフトなどを使って小運搬が可能か検討する必要があります。
また、設置作業にはクレーン(ユニック)を使用するため、設置場所の上空に電線や樹木などの障害物がないかも確認が必要です。クレーンアームを伸ばして吊り下げるスペースが確保できなければ、設置作業ができません。
次に電源です。前述の通り、バイオトイレは電気で動きます。設置予定場所のすぐ近くまで、100Vの電源が来ているかを確認してください。
もし既設のコンセントがない場合は、仮設の分電盤からケーブルを引く必要があります。その際、電圧降下を防ぐために、電源からの距離に応じた適切な太さの延長コードを用意する必要があります。
もし商用電源が全くない場所であれば、発電機の手配が必須となります。バイオトイレは24時間通電しておくのが基本ですので、発電機を使用する場合は、長時間運転が可能な燃料タンクの準備や、給油の手間も考慮しなければなりません。
これらの条件は、実際にバイオトイレが届いてから「置けない」「動かない」となっては取り返しがつきません。事前に現場の状況を写真に撮ったり、図面を確認したりして、レンタル会社と綿密な打ち合わせを行っておくことが、スムーズな導入の秘訣です。
メンテナンス体制の有無
バイオトイレは、一度設置すればそれで終わりではありません。レンタル期間中、万が一のトラブルが発生した際に、どのようなサポートが受けられるかも重要な選定基準です。バイオトイレは機械製品ですので、ヒーターの故障や攪拌モーターの不具合などが絶対に起きないとは言い切れません。
また、使用方法を誤って処理能力が低下してしまった場合に、リカバリー(回復作業)が必要になることもあります。このとき、レンタル会社やメーカーが迅速に対応してくれる体制を持っているかどうかが、現場の稼働を止めないために極めて重要になります。
たとえば、電話でのサポート窓口があるか、トラブル時に作業員が駆けつけてくれるか、消耗品(チップや微生物製剤)の追加注文はスムーズか、といった点を確認しましょう。
特に、専門性の高いメーカーの製品を取り扱っている正規の代理店や、実績のあるレンタル会社を選ぶことをおすすめします。
専門知識を持ったスタッフがいれば、電話口で状況を伝えるだけで、適切な対処法(温度設定の変更や水分の調整など)をアドバイスしてもらえることが多く、それだけでトラブルが解決するケースも多々あります。
逆に、バイオトイレの知識が乏しいレンタル会社から借りてしまうと、何かあったときに「原因がわからない」「部品がない」といった対応になり、最悪の場合、トイレが使えない期間が長引いてしまいます。
現場の衛生環境を守るためにも、アフターフォローがしっかりしているレンタル会社を選ぶことは、価格以上に大切な要素だと言えるでしょう。
おすすめのバイオトイレ「バイオミカレット(BM30-I型)」

| 外形寸法 | 幅1,000mm 奥行2,270mm 高さ2,650mm |
|---|---|
| 重量 | 630Kg |
| 最大消費電力 | 700W/h(100V) |
| 処理能力 | 40回/日 |
| 定価 | 343万円(税込3,773,000円) |
| レンタル | 82,000円(税込90,200円)/月 ※利用期間、台数により相談可能です。お気軽にお問い合わせください。 |
| 備考 | 洋式便器1穴処理装置+サイディング製トイレブース ※階段は2段が標準です ※販売の場合、外壁は「杉板」「サイディングパネル」どちらかお選びいただけます |
本スペックと設置条件(サイズ・電源・重量)
数あるバイオトイレの中でも、特に建設現場や屋外イベントでのレンタル実績が豊富で、信頼性が高いのが「バイオミカレット」シリーズです。
その中でも、最もメンテナンスがしやすく、コストパフォーマンスに優れたモデルである「BM30-I型」について、そのスペックを詳しく見ていきましょう。
まずサイズですが、外寸は幅1,000mm、奥行2,270mm、高さ2,650mmとなっています。これは一般的な仮設トイレよりも少しゆったりとしたサイズ感ですが、設置に必要なスペースは畳1枚分強あれば十分です。
このコンパクトな筐体の中に、便器、処理槽、攪拌装置、制御盤などが全てパッケージングされています。重量は約630kgです。この重量は、風による転倒のリスクを減らす意味でも安心感があります。
電源については、単相100Vを使用します。特別な動力電源(200Vなど)は不要で、現場にある一般的なコンセントや発電機から電源を取ることができます。
消費電力については、ヒーターや攪拌モーターが稼働する際に電力を消費しますが、常に最大電力で動いているわけではありません。状況に合わせて自動制御されるため、効率的な運用が可能です。
また、BM30-I型は「洋式便座」を採用しています。近年は建設現場でも洋式トイレの需要が高まっており、家庭と同じような感覚でリラックスして使用できる点は、作業員の方々からも好評です。
もちろん、土足での利用を想定した丈夫な床材や、掃除のしやすい内装など、現場利用に特化した設計がなされています。
BM30-I型は、電源さえあれば即座に「水洗トイレ並みの快適さ」を提供できる優れた製品です。
1日40回までOK!現場利用に適した処理能力
「BM30-I型」が多くの現場で選ばれている最大の理由は、その頼もしい処理能力にあります。この製品の処理能力は「1日あたり約40回」。これは、小〜中規模の建設現場における1台あたりのスペックとして、非常にバランスの取れた数値です。
先述した通り、1人1日4回利用すると仮定した場合、約10名の作業員をこの1台でカバーできる計算になります。20名の現場なら2台、30名なら3台と、現場の規模に合わせて台数を増やすことで柔軟に対応可能です。
この「40回」という数字は、単なるカタログスペックではありません。長年の実績と改良によって裏付けられた、安定稼働が可能な実用値です。
独自の攪拌機構と最適なヒーター制御により、投入された排泄物を効率よくチップと混ぜ合わせ、微生物との接触面積を最大化しています。これにより、次々と使用されても分解スピードが落ちにくく、水分過多になりにくい設計になっています。
また、現場によっては朝礼後や昼休みなどに利用が集中することがあります。処理能力の低いバイオトイレでは、こうしたピーク時に処理が追いつかず、一時的に使用不可になることもあります。しかし、バイオミカレットは強力な攪拌力と微生物の活性維持能力により、ピーク時の連続使用にも一定の強さを発揮します。
「現場のトイレが詰まった」「使えない」といったトラブルは、工期の遅れや士気の低下につながります。だからこそ、余裕のある処理能力を持つ製品を選ぶことが、現場にとっても安心材料となるのです。
他社とここが違う!「杉チップ」による驚異の消臭力
バイオミカレットが他社のバイオトイレと決定的に異なる点、そして最大の強みと言えるのが「杉チップ」を使用した処理方式です。
多くのバイオトイレでは、おがくずや特殊なセラミックボールなどを母材として使用していますが、バイオミカレットは「杉の間伐材」をチップ化したものを採用しています。
なぜ杉なのか。そこには明確な理由があります。まず第一に、消臭能力の高さです。
杉にはフィトンチッドをはじめとする天然の芳香成分や、消臭・殺菌作用のある成分が豊富に含まれています。この杉チップを母材として大量に使用することで、排泄物の臭いを強力に抑え込むことができます。
第二に、微生物との親和性です。杉チップは多孔質(細かい穴がたくさんある構造)であり、これが微生物にとって最高の住処となります。さらに、適度な保水性と通気性を兼ね備えているため、好気性微生物(酸素を好む菌)が活発に活動できる環境を維持しやすいのです。これにより、排泄物の分解スピードが速く、残渣(残りカス)がほとんど出ないという特長を生み出しています。
そして第三に、メンテナンスの容易さです。杉チップ自体が自然由来の素材であるため、最終的に交換時期が来て取り出した使用済みのチップは、有機肥料として土に還すことができます。環境負荷が極めて低いエコなシステムなのです。
「ただの木屑」ではありません。長年の研究により、チップの大きさや形状まで計算された専用の杉チップを使用しているからこそ、バイオミカレットは「臭わない」「汲み取り不要」という性能を高いレベルで実現しているのです。
この杉チップの力こそが、過酷な現場で働き続ける人々に「快適なトイレ空間」を提供できる秘密なのです。
バイオトイレのレンタル開始までの流れ

問い合わせから見積もり取得まで
実際にバイオトイレをレンタルするにあたっての流れを、株式会社メイクリーンのバイオミカレット導入を例にしてご紹介します。
まずは、お問い合わせフォーム、または電話にてご連絡ください。
この際、スムーズに見積もりと納期の確認のために、あらかじめ以下の3点を整理してお伝えいただくと非常にスムーズです。
1.設置場所(詳細な住所や現場の状況)
2.ご希望の納期(いつからいつまで)
3.設置希望基数(利用人数から算出)
問い合わせをいただいた後、メールにて見積もりをお送りします。株式会社メイクリーンでは、急な現場の要望にも応えられるようスピード対応を心がけており、設置場所と条件さえ整っていれば、注文後「最短1日」での納品も可能です。
見積もり内容に問題がなければ、申し込みの手続きに進みます。レンタル契約に必要な書類を提出いただいた後、請求書を発行いたしますので、入金手続きをお願いいたします。
入金の確認が取れ次第、正式に注文完了となり、ユニック車(クレーン付きトラック)の配送手配を行います。
初めてバイオトイレを導入する場合でも、「事前確認事項シート」などで搬入経路や電源の有無をしっかりチェックできる仕組みになっているため、安心して手続きを進めることができます。
搬入・設置・撤去
送日当日、ユニック車が製品を積んで現場へ到着します。ここでの重要なポイントは「ユニック車が設置場所へ横付けできること」と「上空に電線などの障害物がないこと」の2点です。
設置作業は、配送スタッフがクレーンを使って吊り上げ、所定の位置へ設置します。設置場所は水平であることが求められますが、多少の傾斜であれば、付属の石板や調整プレートを使ってスタッフがレベル調整(水平確保)を行います。
設置が完了したら、現場で用意した「100V電源」にコンセントを接続します。バイオミカレットの場合、配送・設置から試運転までを株式会社メイクリーンにて行いますので、お客様側での難しい初期設定は不要です。条件が良ければ、現場到着から一時間程度で設置が完了し、その場ですぐに使用を開始できます。
レンタル期間が終了し、撤去する際も非常にスマート。電話一本で返却の依頼が可能です。
従来の仮設トイレと大きく異なるのが、返却時の処理です。バイオトイレは中身が分解処理されているため、返却前にバキュームカーを呼んで汲み取りをする必要がありません。トイレ室内と便器を簡単に掃除するだけで、そのまま返却可能です。
回収されたバイオトイレは、センターにて専門スタッフがチップの取り出しと徹底的なクリーニングを行い、新品同様の状態に再生されます。設置から撤去まで、現場の手間を極限まで減らしているのが株式会社メイクリーンのバイオトイレ レンタルの特徴です。
まとめ

下水道のない現場でも快適で衛生的なトイレ環境を実現する「バイオトイレ」のレンタル価格や選び方について解説しました。あらためて今回紹介した内容のポイントをまとめます。
トータルコストで判断する
バイオトイレは初期費用や月額だけ見ると高く感じるかもしれませんが、汲み取り費用が「ゼロ」になるため、中長期の現場ではトータルコストが安くなるケースが多いです。
環境改善効果が高い
おがくずや木質チップと微生物の力で、驚くほど臭いがなく、汲み取りの手間もありません。現場の働き方改革や近隣対策としても極めて有効です。
設置の自由度
100V電源さえあれば、山間部でも離島でも設置可能です。給排水工事は一切不要です。
選び方の重要性
現場の人数に合わせた「処理能力(1日あたりの使用回数)」を守ることが、トラブルなく快適に使い続けるための最大の秘訣です。
建設現場やインフラ整備の現場において、トイレ環境はそこで働く人々の士気や健康に直結する重要な「ライフライン」です。「たかがトイレ」ではなく「されどトイレ」。
従来の汲み取り式トイレからバイオトイレへ切り替えることは、コスト削減だけでなく、SDGsへの貢献や企業のイメージアップにもつながる賢明な選択と言えます。
バイオトイレのレンタルをご検討の方におかれましては、導入のご相談・お見積りをはじめ、ご不明な点があれば、フリーダイヤル(0120-24-0012)、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

