バイオトイレの値段・価格相場|本体・レンタル・維持費の総額と安く抑える方法

「稟議に出す前に、だいたいの相場を知りたい」 「本体以外に、何にいくらかかるのか見えない」 「購入とレンタル、どちらが得なのか」
バイオトイレの導入を検討し始めると、まず気になるのが値段ではないでしょうか。
業務用のバイオトイレは、処理装置だけのタイプで200万円前後、屋外にそのまま置けるブース一体型で380万〜900万円程度(税込)。ただ、この数字だけで判断すると、設置後に想定していなかった費用が出ることがあります。
この記事では、導入前に相場をつかみたい方、本体以外にかかる費用を知りたい方、購入とレンタルで迷っている方に向けて、本体価格・設置費・維持費の相場、初期費用を抑えられるレンタルという選択肢、購入とレンタルの損益分岐、費用を抑える方法を解説します。
株式会社メイクリーン
この記事は、バイオトイレの販売・レンタル・導入支援を行う株式会社メイクリーンが監修・執筆しています。現場での導入経験をもとに、わかりやすく解説します。
バイオトイレの値段の目安はどれぐらい?
バイオトイレの値段を左右するのは、「処理装置だけか、ブースまで一体か」と「購入かレンタルか」の2つです。
| 区分 | 価格の目安 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 処理装置のみ (便器+処理槽) | 約200万円前後(税込) | 既存の建物やトイレ棟に組み込む |
| ブース一体型 (建物込み) | 約380万〜900万円(税込) | 屋外にそのまま設置する現場・施設 |
| レンタル (ブース一体型) | 月額9万円台〜(税込) | 工期が決まっている現場、まず試したい場合 |
- 処理能力・仕様・販売条件で変わります。
本体以外にかかる費用も、先に全体像をつかんでおきましょう。
| 費用項目 | 費用の有無 | 目安・注意点 |
|---|---|---|
| 運搬・据付・撤去 | かかる | 距離・台数で変動。別途見積もりが基本 |
| 上下水道工事 | かからない | 自己処理型では基本的に不要 |
| 電源工事 | 現場による | 電動式は商用電源が必要。ない場合は発電機や引き込み |
| 電気代 | かかる | 月数千円程度(機種・季節で変動) |
| 媒体(おがくず等)の交換 | かかる | 交換周期・費用は製品、媒体、利用頻度によって異なる |
| 点検・メンテナンス | 契約内容による | レンタルは定期点検が契約に含まれる場合が多く 、購入は自社管理か依頼かを決める |
| 汲み取り費 | 基本的にかからない | 自己処理型では液状のし尿を定期的に汲み取らない |
価格差が生まれる理由は、処理能力・ブースの有無・電源方式の3つ。
バイオトイレ本体の価格相場|タイプ別に幅がある理由

バイオトイレの本体価格は、200万円前後から900万円台まで開きがあります。何が違うのか。主な理由は、製品に含まれる設備の差です。
処理装置のみのタイプ|約200万円前後
便器と処理槽(微生物が分解する部分)だけで構成されたタイプ。既存の建物や山小屋、公園のトイレ棟の中に組み込んで使います。
建物が要らないぶん安く、税込で200万円前後が目安。ただし、設置には屋根と壁のある場所が前提です。屋外の現場にそのまま置けるものではありません。
ブース一体型|約380万〜900万円
処理装置に加えて、便器を囲むブース(建物)と換気・照明まで一体になったタイプ。トラックで運んで据え付ければ、その場でトイレとして使えます。
建設現場や資材置場、農園など、建物のない屋外へ直接置くなら、こちらが選択肢になります。
価格が変わる3つの要素
同じタイプでも価格に幅が出るのは、次の3つが違うためです。
- 処理能力(1日の利用回数)
処理能力が高く、処理槽や設備が大きくなるほど、本体価格も上がります。 - 室数
1室か2室か。2室タイプは男女別に使えるぶん高めです。 - 電源方式・撹拌機能
電動式では、撹拌・加温・換気に使う機器のぶんだけ価格が上がります。非電動式は電源設備を省けるものの、処理方式や処理能力は製品ごとに異なります。
「電源が要らないから安い」と一括りにはできません。電源方式は価格だけでなく、1日に使える回数や運用のしやすさにも関わってくるからです。
バイオトイレの設置にかかる費用|上下水道の工事は不要
自己処理型のバイオトイレでは、トイレ本体の給排水工事が基本的に不要です。処理槽の中で微生物がし尿を分解するため、排水管も浄化槽も要りません。
水洗トイレを新設するとなると、給排水・電気工事に加えて申請や検査が必要になり、既存配管との距離や自治体の条件で費用は大きく変わります。下水のない場所では、この工事費が導入の壁になりがち。
バイオトイレはこの部分をまるごと省ける——ここが価格を比べるうえでの前提です。
とはいえ「設置費ゼロ」ではありません。費用が発生するのは、主に次の3つ。
| 項目 | 内容 | 費用が発生する条件 |
|---|---|---|
| 運搬・据付 | クレーン付きトラックで運び、車上から降ろして据え付ける | 常に発生。距離・台数で変動 |
| 基礎 | 水平で強固な設置面が必要。軟弱地盤は転圧や土間コンクリートで水平を出す | 地盤が弱い・傾斜がある場合 |
| 電源 | 電動式の多くはAC100V。ない場合は発電機や引き込み工事 | 現場に電源がない場合 |
- 発電機を使う場合は、出力電圧が製品の規定範囲に収まっているかを確認してください。規定外の電圧は故障の原因になり、通電時間が短いと1日に使える回数も下がります。電源のない現場は、導入前に販売会社への相談が必要です。
見積書を受け取ったら、次の費用項目がどこまで含まれているかを確認しておきましょう。
- 本体価格
- 運搬費・据付費
- 撤去費(レンタルの場合)
- 定期点検の有無と回数
- 媒体交換の扱い(含む/別途)
- 電源・基礎の追加工事の要否

維持費・ランニングコストの目安

バイオトイレの主な維持費は、電気代・媒体の交換・点検の3つ。液状のし尿を定期的に汲み取る必要がないため、汲み取り費は発生しません。
ただし本体価格やレンタル料が高いぶん、汲み取り式より総額が安くなるかどうかは、利用人数・期間・地域しだいです。
電気代|機種・季節で変動する
処理槽の保温ヒーター・撹拌モーター・換気ファンを動かす電気代がかかります。消費電力や稼働時間は製品で異なるため、月額は機種ごとに確認が必要です。
当社の試算では、月1,500〜8,000円程度、年間の平均で約4,000円前後(1日あたり約130円)。外気温が高い夏はヒーターがほぼ止まって撹拌と換気だけになり、冬は微生物の働きを保つためにヒーターが動くぶん高くなります。

媒体の交換|周期は製品・利用状況で異なる
処理槽内で微生物の働きを支える媒体(おがくずや木質チップ)は、使用に伴って状態が変わるため、製品や利用状況に応じた交換が必要です。周期は製品・媒体・利用回数で異なるので、導入前に確認しておきたいところ。
レンタルなら、交換時期が来る前に返却となるケースが多く、通常の利用であれば期間中の交換は不要な場合がほとんどです。購入して長く使うなら、交換用の媒体の費用に加えて、使用済み媒体の回収・処分まで確認を。使用済み媒体は自治体によってごみの区分が異なり、処分費も設置場所で変わります。
点検・メンテナンス|レンタルと購入で内容が違う
点検の内容は、製品や契約によって異なります。一般的には、撹拌モーターや換気ファンなど電動部品の動作確認、媒体の状態確認、固定部の締め直しが中心。
レンタルでは、定期点検が月額料金に含まれる契約もあります。購入・レンタルどちらでも、点検範囲と追加費用は契約前に確認しておきましょう。

定期的な汲み取り費が基本的に不要
液状のし尿をバキュームカーで定期的に汲み取る作業は、基本的にありません。し尿を液状のままためず、処理槽で分解するからです。
ただし、媒体の交換・回収や機器の点検は必要。汲み取り費の有無は、総額を比べるうえで大きな項目になります。
初期費用を抑えるなら|バイオトイレのレンタル料金の相場
本体価格が数百万円になるバイオトイレでも、レンタルなら初期費用を運搬・据付費と月額に抑えられます。レンタル料金は月額9万円台から(税込)がひとつの目安。処理能力や付属設備、契約期間によって変わります。
レンタルの利点は、初期費用を抑えられることだけではありません。月額に何が含まれているかで、実質的な負担が変わります。
契約によって月額に含まれる項目の例
- 本体(ブース・便器・処理槽)
- 定期点検
- 媒体の交換時期の管理
- 稼働状況の確認(対応製品の場合)
別途になることが多いもの
- 運搬費・据付費・撤去費
- 電気代
- 契約期間が短い場合の割増
工期が数か月と決まっている現場や、まず1台試したい場合には、レンタルが向いています。一方で契約期間が短いほど、運搬・据付・撤去の固定費の割合が高くなる点は覚えておいてください。
国土交通省の直轄工事なら「快適トイレ」の費用を積算できる
国土交通省の直轄工事では、「快適トイレ」として設置する場合、令和8年4月以降に入札契約手続きを開始する工事から、57,000円/基・月を上限に積算上の差額を計上できます。
従来品との差額を工事費に反映できる制度で、設置基数の上限も撤廃されました。ただし取り扱いは工事区分や地域で異なるため、発注者・監督職員への確認が前提です。


購入とレンタルではどちらが得?
購入とレンタルの損益分岐は、製品価格・レンタル料・運搬費・設置費・メンテナンス費で変わるため、一律に「何年」とは決められません。判断の軸になるのは、利用期間と使う現場の数。
ここでは、屋外設置を想定したブース一体型のバイオトイレで比較します。
| 比較項目 | 購入 | レンタル |
|---|---|---|
| 初期費用 | 本体価格(380万円前後〜・税込)+運搬・据付 | 運搬・据付+初月分 |
| 運用中の主な費用 | 電気代+定期的な点検・媒体交換の費用 | 月額レンタル料+電気代+契約外の費用 |
| 点検・媒体交換 | 自社管理、または契約して依頼 | 契約内容による |
| 期間の柔軟性 | 資産として保有。使わない期間も維持が必要 | 工期に合わせて返却できる |
| 向いている現場 | 常設の施設、複数年の現場、複数現場で使い回す会社 | 工期が決まった現場、初めての導入、繁忙期だけの増設 |
損益分岐の考え方
いちばん単純な目安は、本体価格をレンタル月額で割った月数です。たとえば本体価格380万円・レンタル月額9万円(いずれも税込)なら、380万円÷9万円≒42か月。約3年半がひとつの目安になります。ただし、これは本体価格だけの単純比較で、実際の総額での損益分岐ではありません。

購入では点検・媒体交換の費用が発生し、レンタルでは運搬・据付・撤去の固定費が加わります。現場を移動しながら使い回す会社なら購入の回収は早まり、1つの現場で1年だけ使うならレンタルのほうが負担は軽い。
「何年使うか」「何か所で使うか」。この2つを決めてから比べると、判断しやすくなります。
汲み取り式の仮設トイレと比べるとどちらが安い?
月額だけを見れば、汲み取り式の仮設トイレのほうが安く見えます。簡易水洗タイプのレンタルは月1.5万〜3万円程度、非水洗タイプなら1万〜2万円程度が目安です。
ところが、汲み取り式には汲み取り費が毎月かかります。月2〜4回の汲み取りで1万〜2万円近い上乗せになる例もあり、利用人数・頻度・地域で大きく変わるため、現場ごとの実額で比べなければなりません。
| 費用・管理 | 汲み取り式仮設トイレ (簡易水洗) | バイオトイレ (自己処理型・レンタル) |
|---|---|---|
| レンタル月額 | 約1.5万〜3万円 | 9万円台〜 |
| 汲み取り | 必要(月1万〜2万円程度、頻度による) | 基本的に不要 |
| 日常清掃 | 必要 | 必要(便器は水拭きが基本) |
| 定期管理 | 汲み取り・清掃・消臭剤の補充 | 媒体・撹拌・換気などの点検 |
| 主な手配 | 汲み取り業者との日程調整 | 点検・媒体交換の日程調整(レンタルは業者側が管理する場合が多い) |
上記の月2〜4回の汲み取りを想定した比較では、バイオトイレのほうが月額は高くなります。

- 図は月額本体料と汲み取り費のみの単純比較です。電気代・運搬・据付・撤去費等は含みません。
一方で、臭いへの対応や、現場のスタッフから寄せられるトイレ環境への要望、汲み取り業者との日程調整といった運用の手間も、金額とあわせて比較する項目のひとつ。
短期・少人数で、定期的な汲み取りを手配できる現場なら、簡易水洗も費用を抑えやすい選択肢です。長期で、下水がなく、汲み取りの負担が大きい現場では自己処理型が候補に入ります。

バイオトイレの費用を抑える4つの方法
費用を抑えるには、本体価格だけでなく、制度・契約方法・見積もり条件を見直します。
1. 補助金・助成金・積算を確認する
バイオトイレ専用の補助金は多くありませんが、目的別に使える制度があります。
- 公共工事
国交省「快適トイレ」の積算(57,000円/基・月が上限、令和8年4月以降の工事) - 観光・自然公園
観光庁の受入環境整備に関する補助金で、トイレの整備が対象になった年度があります(名称・対象・公募時期は年度ごとに変わる) - 災害備蓄
自治体の防災関連補助(年度ごとに公募) - 女性活躍
厚生労働省「人材確保等支援助成金(作業員宿舎等設置助成コース)」。女性専用作業員施設を賃借した中小元方建設事業主が対象
いずれも年度で内容や公募状況が変わるため、導入を検討し始めた時点で最新情報を確認してください。

2. 利用期間で購入とレンタルを使い分ける
利用期間と使う現場の数に応じて、購入とレンタルを使い分ける。運搬・据付・撤去・メンテナンス費まで含めて比べたうえで、複数の現場を抱える会社なら、常設分は購入し、繁忙期の増設分だけレンタルにする組み合わせも選べます。
3. 見積もりは総額でなく項目で比べる
「本体価格が安い」と「総額が安い」は別の話です。運搬・据付・撤去・点検・媒体交換のどこまでが含まれているかを項目ごとに並べると、後から追加になる費用が見えてきます。
点検が含まれていない安い見積もりと、含まれている見積もりを同じ土俵で比べないこと。ここは注意してください。
4. 中古品はデメリットを知ったうえで検討する
短期の現場やイベントで使われた中古のバイオトイレが、新品より安く出回ることがあります。初期費用を抑えたい場合の選択肢にはなる一方、次のデメリットは承知しておかなければなりません。
- 保証がない、または短い
購入後の不具合は自社負担になりやすい。 - 媒体や電動部品の状態を外観だけでは判断しにくい
媒体が劣化していれば交換が必要で、撹拌モーター・ヒーター・換気ファンなどの電動部品も使用状況によって劣化する。 - 媒体の交換や部品の供給先が不明
メーカーや販売店のサポート対象外だと、交換用の媒体や部品を自分で手配することになる。 - 過去の使用状況が分からない
電装部品の使用履歴や保管状況は外観だけでは確認しにくい。購入前に整備・動作確認の有無を確認する。
安く買えても、点検・修理・媒体の手配を自社で抱えると、総額はレンタルや新品購入と変わらなくなる場合があります。
中古を選ぶなら、「整備済み・動作確認済み」の明記と、購入後に点検や媒体交換を頼める先があるか。この2点を先に確認してください。
価格だけで選ばない|バイオトイレの選び方5つのポイント

安い機種を選んでも、処理能力や管理体制が現場に合っていなければ、臭いや故障で結局は費用がかさみます。価格と一緒に、次の5点を見てください。
1. 処理能力は「人数」でなく「1日の利用回数」で見る
バイオトイレには、1日に処理できる回数の上限があります。人数だけで選ぶと、1人が1日に何回使うかで実際の回数が変わってしまうため、「想定人数×1日の利用回数」で機種を選ぶのが基本。
上限を超え続ければ分解が追いつかず臭いの原因になり、逆に必要以上に処理能力の高い機種を選ぶと、初期費用がふくらみます。
2. ブース一体型か、処理装置のみか
屋外の現場なら、ブース一体型がおすすめです。
処理装置のみのタイプは安く見えますが、屋根と壁のある建物を用意する費用まで含めると、一体型より高くつく場合があります。
3. 電源方式と設置条件が現場に合うか
商用のAC100Vが取れるか。取れない場合、発電機で何時間通電できるか。ここが確認のポイントです。
電源が不安定だと処理回数が下がり、臭いも出やすくなります。搬入路の幅や地盤の状態も、据付費に直結する要素です。
4. 管理体制まで価格に含まれているか
点検、媒体の交換と回収、稼働状況の確認を「誰がやるか」も確認しておきましょう。
本体が安くても、これらを自社でこなす手間や外注費を足すと、総額は変わります。特に購入の場合は、交換した媒体の処分方法まで確認しておくと安心です。
5. 実機と使用後の状態を確認できるか
カタログの価格と仕様だけで決めるのは避けたいところ。製品見学などで、実際に撹拌している様子や媒体の状態、できれば使い終わって返却された機体まで見せてもらえると、「本当に臭わないのか」「どれくらい汚れるのか」を自分の目で確かめられます。
当社が取り扱うバイオトイレ「バイオミカレット」の特長と価格

この5つのポイントを、当社が取り扱うバイオトイレ「バイオミカレット」に当てはめると、次のようになります。
| 選び方のポイント | バイオミカレットの備え・当社の対応 |
|---|---|
| 1. 処理能力 | 30回/日〜70回/日の5機種。想定人数と利用回数に合わせて選べる |
| 2. ブース一体型 | サイディング製ブース+洋式便器の一体型。クレーン付きトラックで運び、条件が良ければ据付は最短20分 |
| 3. 電源・設置条件 | AC100V専用(使用電圧95〜105V)・最大消費電力700W。新潟県南魚沼郡の現場(株式会社フジタ様)で冬季の稼働実績あり |
| 4. 管理体制 | レンタルは定期点検と杉チップの交換時期の管理、遠隔での利用回数の確認まで当社が担当。購入も杉チップの交換・回収・処分に対応 |
| 5. 実機確認 | 実機の見学が可能。撹拌の様子、杉チップの状態、在庫があればレンタル返却機まで見られる |
バイオミカレットならではの3つの独自性
細かいものと粗いものを混ぜた100%国産の杉チップ
処理槽の媒体は、当社の研究をもとに配合した100%国産の杉チップ。細かいチップと粗いチップを混ぜることで、水分の吸収と通気の両方を確保し、分解と調湿を安定させています。
2階層の固液分離構造
処理槽が2階層に分かれ、固形分は上層で微生物が分解、水分は下層で蒸発させます。し尿を液状のままため込まないため、汲み取り式のような強い臭いが出にくい構造です。

利用回数カウンターと遠隔管理(レンタル機BM30-I型に搭載)
利用回数カウンターを備え、1日に何回使われたかをひと目で把握できます。
限度回数に近づくと室内のカウンターと外ドア上のLEDが赤く点滅。蓄積された利用データは当社側でも確認し、使いすぎや使わない日が続く場合には現場へご連絡しています。
このほか、国土交通省の「快適トイレ」事例集に掲載された実績があり、目隠しや鏡付き洗面台など必要な仕様をそろえれば快適トイレとして導入できます。
バイオミカレットの価格表
| 品番 | 処理能力 | 販売価格 (税別) | レンタル料 (税別) | 寸法(mm) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| BM25-I型 (1室) | 30回/日 | (税込 3,894,000円) | – | W850xD2000xH2720 | 最も小型な省スペース機 |
| BM30-I型 (1室) | 40回/日 | 343万円 (税込 3,773,000円) | 82,000円 (税込 90,200円)/月 | W1000xD2270xH2650 | 最もメンテナンスしやすくコスパ一番 |
| BM40-I型 (1室) | 50回/日 | (税込 4,180,000円) | – | W1000xD2200xH2795 | 最も処理能力が高い1室タイプ |
| BM40-II型 (2室) | 50回/日 | (税込 4,972,000円) | – | W1900xD2200xH2795 | BM40-I型と同じ処理能力 |
| BM60-II型 (2室) | 70回/日 | (税込 5,786,000円) | – | W1900xD2200xH2795 |
- 自治体や国の補助金が利用できる場合があります。詳しくは 補助金・助成金の解説 をご覧ください。
- 部材価格の高騰に伴い、BM25-I型・BM40-I型・BM40-II型・BM60-II型の4機種については、現在メーカーと販売価格を協議中です。最新の価格については、お問い合わせください。なお、BM30-I型は在庫品に限り、表示価格で販売しております。
- レンタルはBM30-I型のみ。条件が合えば最短1日で納品できる場合もあります(在庫・配送エリア・初回登録の状況によります)。
導入後にかかる費用と当社の対応
導入後の費用と当社の対応は、次のとおりです。
| 項目 | レンタル | 購入 |
|---|---|---|
| 杉チップの交換 | 交換時期の前に返却となる場合が多く、通常の利用なら期間中の交換は不要 | 1日20回の利用で1年半〜2年に1回が目安。交換・回収・処分まで当社が対応 |
| 定期点検の内容 | 絶縁抵抗の検査、杉チップの状態確認、換気ファン・ブロアの稼働確認 | 杉チップ交換、固定ボルトの締め直し、モーターの絶縁抵抗確認、ベアリング・ギアのグリスアップ、ブロアの動作確認、換気ファンの清掃・交換 |
| 費用の扱い | 月額に含まれる | 台数・契約内容で異なる(要見積もり) |
使用済みの杉チップは自治体によってごみの区分が異なるため、交換・処分の費用は設置場所と台数を伺ったうえでお見積もりしています。
電源は発電機やポータブル電源でも稼働できますが、通電時間が短いと1日に使える回数も下がります。電源のない現場は事前にご相談ください。
バイオトイレの値段についてよくある質問
- バイオトイレの値段はなぜ高いのですか?
-
業務用のブース一体型は、処理槽や撹拌・加温・換気設備に加えて、屋外に設置できる建物まで含むため、本体価格が高くなります。処理装置のみのタイプはこれより安い例があるものの、別途トイレ棟などを用意しなければなりません。本体価格だけでなく、設置費・電気代・点検費、汲み取り費の有無まで含めた総額で比較してください。
- 1台で何人まで使えますか?
-
人数ではなく1日の利用回数で決まります。BM30-I型は40回/日が上限で、1人が1日2回使うなら約20人が目安。利用頻度は現場によって異なるため、人数と回数の両方で機種・台数を選んでください。
- 中古のバイオトイレは安く買えますか?
-
新品より安く出回ることはあります。ただ、保証の有無、処理槽や電動部品の劣化、媒体や部品の供給先を確認できないまま買うと、点検・修理の費用で総額が変わらなくなる場合があるため注意が必要です。
(当社では中古品の取り扱いはありません。) - 設置工事は本当に不要ですか?
-
上下水道の工事は不要です。運搬・据付は発生し、地盤が弱い場合の基礎や、電源がない場合の電源確保は別途必要になります。
- 電気がない場所では追加でいくらかかりますか?
-
発電機やポータブル電源、電源の引き込みが必要になり、費用は現場条件で変わります。バイオミカレットはAC100V専用で、使用できる電圧は95〜105Vの範囲。発電機やポータブル電源での運用は通電時間で1日の利用回数が下がるため、事前にご相談ください。
- 補助金はいくら出ますか?
-
制度によって異なり、公共工事の快適トイレ積算なら57,000円/基・月が上限です。観光・災害備蓄・女性活躍の各制度は年度ごとに内容が変わるため、最新の公募情報を確認してください。
あわせて読みたい
バイオトイレに使える補助金は?国・自治体の制度一覧と「快適トイレ57,000円」費用計上の実務【2026年... 下水道が通っていない過酷な現場。そこに設置する仮設トイレについて、こんな悩みを抱えていませんか? 「夏場になると、現場全体に漂う強烈な悪臭に耐えられない」「女...
まとめ|バイオトイレは値段だけでなく総額で比較を

バイオトイレの値段は、処理装置のみで200万円前後、ブース一体型で380万〜900万円程度(税込)が目安。初期費用を抑えたい場合は、レンタル(月額9万円台〜)という選択肢もあります。
当社の取り扱う「バイオミカレット」をはじめとした自己処理型のバイオトイレでは、上下水道工事や液状のし尿の定期的な汲み取りが基本的に不要な一方、運搬・設置・電気・媒体交換・点検には費用がかかります。月額だけでなく、導入から運用までの総額で比較してください。
購入とレンタルは、利用期間と使う現場の数で使い分ける。処理能力は人数でなく1日の利用回数で選び、点検や媒体交換まで誰が担うかを価格に含めて判断する——この3つを押さえておけば、見積もりの比較で迷いにくくなります。
当社では、バイオミカレットの販売・レンタルに加え、実機の見学も受け付けています。現場の人数・期間・設置条件など、検討中の現場の状況をぜひお聞かせください。条件に合う機種と費用をご案内いたします。

