仮設トイレの臭い消しで限界を感じたら。臭いの原因と見直したい対策

「毎週バキュームカーを呼んでいるのに、夏場になるとクレームがやまない…」 「女性の職人から『あのトイレには入りたくない』と言われてしまった」

現場の環境改善を任される管理者として、仮設トイレの「臭い問題」は本当に頭が痛いですよね。消臭剤を大量に置いても、換気扇を回しても、翌日にはまた強烈な臭いが戻ってくる。下水道がない現場だから仕方ない、と諦めていませんか?

実は、臭いが消えないのは「対策が足りない」からではなく、「仮設トイレの構造そのもの」に原因があります。本記事では、仮設トイレが臭う根本的な理由と、現場で今すぐ見直すべき対策、そして「臭いの発生源をゼロにする」新しい選択肢について解説します。

目次

仮設トイレが臭い本当の原因――アンモニアと細菌の繁殖メカニズム

仮設トイレの悪臭の原因を一言で言えば、「し尿が分解されずにタンクに溜まり続けること」です。ただ、それだけでは対策が生まれません。もう少し深く掘り下げましょう。

アンモニアはなぜ発生するのか

仮設トイレの刺激臭は、し尿がタンク内にたまり続けることで発生しやすくなります。

仮設トイレのあの刺激臭の正体は、主にアンモニア(NH₃)です。尿に含まれる尿素(尿素はCO(NH₂)₂という化合物)は、タンク内や便器内の細菌が持つ「ウレアーゼ」という酵素によって急速に分解され、アンモニアが発生します。

アンモニアは揮発性が高く、わずかな量でも強い刺激臭を放ちます。さらに、アンモニア自体はアルカリ性であるため、タンク内のpHが上がり、さらに別種の細菌の繁殖を促進するという悪循環が生まれます。

消臭剤を使うと一時的に臭いが和らぐのは、消臭剤がアンモニア分子を吸着・中和するからです。しかし、タンクの中にし尿が溜まっている限り、アンモニアは次々と生成され続けます。

消臭剤は「出てきた臭いを消す」だけで、「臭いが出る源を止める」ことはできません。

細菌が爆発的に増殖する「汲み取り式」で悪臭が残りやすい構造

汲み取り式の仮設トイレは、便槽(タンク)の中に尿・大便・水分・トイレットペーパーが一緒に混合された状態で溜まります。

この環境は、嫌気性細菌(酸素のない環境を好む細菌)の温床です。嫌気性細菌は分解の過程で、アンモニアのほかにも以下のような悪臭成分を生成します。

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悪臭成分主な発生源特徴
アンモニア(NH₃)尿素の分解刺激臭・粘膜刺激
硫化水素(H₂S)たんぱく質の腐敗腐卵臭・毒性あり
インドール・スカトール大便の腐敗強烈な糞便臭
メチルメルカプタン含硫アミノ酸の分解腐敗した野菜のような臭い

これらが混合した状態がいわゆる「仮設トイレ臭」の正体です。

一度タンク内に蓄積されると、タンクの壁面や樹脂素材に臭い成分が染み込み、汲み取りをしてきれいにした後でも臭いが残るのはこのためです。

夏場に臭いが強くなりやすい理由

夏の炎天下に仮設トイレの扉を開けた瞬間の、あの強烈な臭い。経験したことがある方も多いのではないでしょうか?

気温が高くなると、揮発性有機化合物(VOC)の揮発速度が上がります。アンモニアも気温が10℃上がるごとに揮発量が約2倍になると言われています。加えて、密閉された仮設トイレのブース内は太陽光で温められて40℃以上になることもあり、細菌の増殖速度も加速します。

夏場に汲み取りの頻度を上げなければならない、消臭剤の消費量が増える――これは必然的な結果なのです。

つまり、夏場の対策コストが増加するのは、「根本的な原因(し尿の蓄積と細菌繁殖)」を放置していることの必然的な帰結です。消臭剤や汲み取り頻度の増加で対処しようとする限り、コストと手間は毎年積み重なり続けます。

現場で今すぐ試せる「一般的な臭い消し対策」と、その限界

現場ではさまざまな臭い消し対策が実践されているかと思いますが、ひとつひとつの効果と限界を正直にお伝えします。

消臭剤・芳香剤を置く

効果:△(短期的な臭い軽減)

応急対策としては取り入れやすい方法ですが、臭いの発生源そのものをなくすわけではありません。

市販の消臭剤(活性炭タイプ、化学吸着タイプ)や芳香剤(マスキングタイプ)は、一時的に臭いを軽減します。特に活性炭系はアンモニアの吸着に効果があります。

ただし、吸着量には限界があり、タンク内で新たなアンモニアが生成され続ける限り、いたちごっこが続くことになります。なお、芳香剤のマスキングに至っては、悪臭と混合されてかえって不快な臭いになることもあります。

換気扇・エアコンで空気を入れ替える

効果:△(ブース内の臭い拡散を防ぐ)

換気扇を設置することでブース内の臭いがこもるのを防ぐ効果はあります。しかし、換気は「臭い成分を外に出す」だけで「臭いを発生させなくする」わけではありません。

こもった臭いを軽減する助けにはなりますが、発生源が残るため対策の中心にはなりにくい方法です。

高圧洗浄や汲み取り回数を増やす

効果:○(一時的な清潔さの回復)

バキュームカーによる定期汲み取りは、タンク内のし尿を除去するため、一時的に臭いを大幅に軽減します。高圧洗浄と組み合わせれば清潔感も戻ります。

ただし、汲み取り費用は1回あたり1万〜3万円前後(地域・距離・量によって異なる)かかり、月2回以上が必要な繁忙期はコストが急増します。

また、「汲み取り直後は臭わないが、3〜4日経つとまた元通り」という根本的な問題は解決されません。さらに下水道のない山間部・農地・僻地の場合、そもそもバキュームカーが入れない道路状況という現場も多いのではないでしょうか。

消石灰・除菌液を投入する

効果:△(殺菌による臭い抑制)

タンク内に消石灰(水酸化カルシウム)や除菌液を投入することで、細菌の繁殖を抑制し、アンモニアの発生を一定程度減らす効果があります。

しかし、これも「完全な解決策」ではなく、効果は一時的です。投入量や頻度の管理が必要で、使い方によっては扱いに注意が必要です。

これらの対策が「対症療法」でしかない理由

一般的な臭い対策は、今ある臭いをやわらげるのには役立ちます。

ただし、し尿がタンク内にたまり続ける構造そのものは変わらないため、時間がたつと臭いが戻りやすい点は共通しています。

つまり、長期的に見ると「臭いを消す対策」だけでなく、「臭いを発生しにくくする仕組み」まで見直す必要があります。

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対策効果の持続性コスト根本解決か?
消臭剤・芳香剤数日〜1週間中〜高(継続コスト)×
換気扇使用時のみ中(設備費)×
定期汲み取り3〜7日高(1回1〜3万円)×
消石灰・除菌液数日低〜中×


どれだけ消臭しても、どれだけ換気しても、タンクの中にし尿が溜まり続ける限り、悪臭物質は生成され続けます。これは構造的な問題であり、消臭剤や換気という「出口の対策」では解決できません。

答えは「入口を変える」こと、つまり「し尿をタンクに溜めない」仕組みにすることです。

臭いの元から見直すなら「バイオトイレ」という選択肢

バイオトイレとは何か?通常の仮設トイレとの決定的な違い

バイオトイレとは、人間のし尿を「微生物の力」で分解・蒸発処理するトイレシステムです。「バイオ」とは「生物」のこと。つまり、化学薬品ではなく、生きた微生物の働きを利用してし尿を処理します。

通常の仮設トイレ(汲み取り式)との違いを理解するために、以下の比較表を見てください。

ポイントは、汲み取り式が「溜める」仕組みなのに対し、バイオトイレは「処理する」仕組みであることです。

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項目従来の汲み取り式仮設トイレバイオトイレ
し尿の行き先タンクに蓄積微生物が分解・蒸発処理
悪臭の発生大量発生(嫌気性細菌による)ほぼ発生しない(有機物が分解されるため)
汲み取りの必要性定期的に必要(月数回〜)不要
水の使用水洗の場合は必要不要
処理後の残留物液体・固体のし尿有機物がほぼゼロ(堆肥化可能な状態)
臭いへの対策消臭剤・換気などの後処理臭いが発生しにくい構造

なぜバイオトイレは臭わないのか?微生物分解のメカニズム

バイオトイレの中では、好気性微生物(酸素を必要とする微生物)が活発に働いています。

酸素がある環境で微生物がし尿を分解すると、最終的には水(H₂O)と二酸化炭素(CO₂)に変換されます。これがバイオトイレの分解の「終着点」です。

一方、従来の汲み取り式タンク内では、酸素が少ない嫌気性環境になるため、嫌気性細菌が増殖し、先ほど説明したアンモニア・硫化水素・スカトールなどの悪臭成分が生成されます。

好気性分解 vs 嫌気性分解の違いを簡単にまとめると:

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分解の種類必要条件最終生成物臭い
好気性分解
(バイオトイレ)
酸素・微生物・適切な温度水・CO₂・無機物ほぼ無臭
嫌気性分解
(汲み取り式タンク内)
無酸素・嫌気性細菌アンモニア・硫化水素・有機酸など強烈な悪臭

バイオトイレは「好気性環境を人工的に維持する」ことで、悪臭を発生させる嫌気性発酵を起こさせない仕組みになっています。これが根本的に「臭わない」理由です。

水もバキュームカーも不要!「バイオミカレット」が臭わない独自の仕組み

バイオトイレの仕組みがわかったところで、次に気になるのは「実際の製品ではどう処理しているのか」という点ではないでしょうか。

ここでは、当社が取り扱うバイオトイレ「バイオミカレット」を例に、処理の流れと現場での使いやすさを見ていきましょう。

4ステップで理解するバイオミカレットの分解プロセス

バイオミカレットでは、し尿は次の4つのステップで処理されます。

STEP
し尿混入

杉チップが充填された便器下の処理槽にし尿が入った後、撹拌を始めます。

STEP
微生物の活性化

撹拌によって処理槽内の杉チップに酸素が供給されることで、杉チップに定着した好気性微生物が活性化し、その微生物の働きによって大便(固形物)が分解されます。

STEP
水分の蒸発促進

尿(主に水分)は、処理槽に搭載されたヒーターによる加温と、ブロアーによる送風で蒸発が促進されます。同時に撹拌による自然蒸発も並行して行われます。

STEP
分解

活性化した微生物が大便の有機物を「水と二酸化炭素」に完全分解します。結果として、固形のし尿は処理槽内に蓄積されず、消えていきます。

「杉チップ×微生物×ヒーター」の三位一体が生む無臭空間

バイオミカレットの核心は、杉チップ・微生物・ヒーターの組み合わせにあります。

杉チップの役割:
杉チップは「媒体」として機能します。媒体とは微生物が定着・増殖するための「住処」です。杉には天然の抗菌成分(フィトンチッド)が含まれており、悪臭を発生させる有害菌の過剰繁殖を抑制しながら、有益な好気性微生物の定着を助けます。さらに、杉チップ自体の木の香りが自然な消臭効果を発揮します。

微生物の役割:
人間の腸内バクテリアや自然界に存在する好気性微生物がし尿の有機物を分解します。これらは人工的に添加するのではなく、適切な環境(温度・水分・酸素量)を維持することで自然に増殖・定着します。化学薬品に頼らない、自然のサイクルを利用した処理です。

ヒーターの役割:
微生物が活発に活動するためには、適切な温度環境(一般的に20〜40℃)が必要です。バイオミカレットに搭載されたヒーターは処理槽内の温度を安定させ、冬場の低温環境下でも微生物の活動を維持します。同時に水分の蒸発を促進し、尿の液体成分を効率よく処理します。

この三者が連携することで、外気温・季節・使用頻度に関わらず、安定した処理能力と無臭状態が維持されます。

2階層固液分離構造とは?従来型バイオトイレとの処理能力の差

バイオミカレットが従来型のバイオトイレと一線を画す最大の特徴が、処理装置の2階層固液分離構造です。

多くのバイオトイレは、尿(液体)と大便(固体)が処理槽内で混合した状態で処理が行われます。しかしバイオミカレットは、処理槽が2層構造になっており、固液を分離してそれぞれに最適な処理を行う設計になっています。

上層(第1層):
固形物(大便・トイレットペーパー)を微生物が集中的に分解

下層(第2層)
液体(尿)をヒーターとブロアーで集中的に蒸発処理

固液を分離することで、それぞれの処理効率が大幅に向上します。従来型と比較して処理能力が高く、使用頻度の高い現場(建設現場・観光地・イベント会場など)でも安定した性能を発揮します。

工期が決まっている現場ではレンタルも選べます

建設現場のように工期が決まっているケースでは、購入ではなくレンタルでの導入を検討いただけます。

対象機種: BM30-I型(処理能力:40回/日。約10〜15人規模の現場に最適)
月額料金: 82,000円(税込 90,200円)

当社が取り扱う機種の中で最もメンテナンスがしやすく、コストパフォーマンスに優れた製品で販売でも1番人気の機種です。

外形寸法幅1,000mm 奥行2,270mm 高さ2,650mm
重量630Kg
最大消費電力700W/h(100V)
処理能力40回/日
定価343万円(税込3,773,000円)
レンタル82,000円(税込90,200円)/月
※利用期間、台数により相談可能です。お気軽にお問い合わせください。
備考洋式便器1穴処理装置+サイディング製トイレブース
※階段は2段が標準です
※販売の場合、外壁は「杉板」「サイディングパネル」どちらかお選びいただけます

設置や撤去、定期的な点検についてもすべて当社にお任せいただけますので、はじめてバイオトイレを導入する現場ではレンタルがおすすめです。

長期設置なら購入プランも検討できます

一方で、キャンプ場や農場、常設に近い施設のように長く使う現場では、購入の方が合う場合もあります。

設置期間や使用人数によって適した機種は変わるため、導入時は現場条件に合わせて選ぶことが大切です。

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品番処理能力販売価格
(税別)
レンタル料
(税別)
寸法(mm)特徴
BM25-I型
(1室)
30回/日354万円
(税込 3,894,000円)
W850xD2000xH2720最も小型な省スペース機
BM30-I型
(1室)
40回/日343万円
(税込 3,773,000円)
82,000円
(税込 90,200円)/月
W1000xD2270xH2650最もメンテナンスしやすくコスパ一番
BM40-I型
(1室)
50回/日380万円
(税込 4,180,000円)
W1000xD2200xH2795最も処理能力が高い1室タイプ
BM40-II型
(2室)
50回/日452万円
(税込 4,972,000円)
W1900xD2200xH2795BM40-I型と同じ処理能力
BM60-II型
(2室)
70回/日526万円
(税込 5,786,000円)
W1900xD2200xH2795

導入方法が見えてくると、次に気になるのは日常の管理負担ではないでしょうか。とくに現場では、「新しい設備ほど手間が増えるのでは」と感じることもあるはずです。

そこで次に、日常清掃や定期メンテナンスの考え方を整理します。

メンテナンスは1年半〜2年に1度

バイオミカレットの日常的なメンテナンスは、一般的なトイレ清掃のみ。便器の清掃という通常のトイレ管理と変わりません。大量の水で便器を洗い流す必要もなく、床が泥で汚れたらホウキで掃いたり、軽く拭き掃除をする程度です。

処理槽内の杉チップについては、状態確認が必要ですが、杉チップの交換は1年半〜2年に1回で十分です(全体の約7〜8割を交換)。これは、微生物が継続的に有機物を分解し続けるため、媒体の消耗が非常にゆるやかだからです。

比較してみましょう。

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項目汲み取り式仮設トイレバイオミカレット
日常清掃便器清掃 + 消臭剤交換便器清掃のみ
定期メンテナンスバキューム汲み取り(月数回)杉チップの状態確認(随時)
大規模メンテナンス槽内洗浄(年数回)杉チップ交換(1年半〜2年に1回)
消耗品コスト消臭剤・消石灰・汲み取り費用杉チップ代のみ

現場責任者の方々の「メンテナンスの手間」という観点から見ると、バイオミカレットは汲み取り式と比較して、管理の手間が大幅に少ないことがわかります。バキュームカーの手配という定期的な業務がなくなるだけで、現場管理の負担はかなり軽くなりますよね。

しかし…メンテナンスや杉チップの交換作業は頻度が少ないとはいえ「やりたくない」と思われる方も多いかと思います。だからこそ、面倒なメンテナンスや杉チップ交換はすべて当社にお任せください!

定期メンテナンスの時期が来ましたら、スタッフが現場へお伺いし、機器類の動作チェックや古い杉チップの搬出から新しいチップの投入など、すべてを責任を持って代行いたします。

国土交通省「快適トイレ」認定!女性スタッフの定着率と現場モチベーションを変える環境づくり

建設現場のトイレ問題が女性採用の障壁になっているという事実

トイレ環境は、臭いの問題だけでなく、現場の使いやすさにも関わります。

とくに女性スタッフや来訪者への配慮が求められる現場では、清潔さや使いやすさを重視する声も少なくありません。

日本経済新聞でも「建設現場に水洗トイレを」という国土交通省の要請が報じられるほど、業界での問題意識は高まっています。トイレ環境の整備は、採用・定着という経営課題に直結しているのです。

国土交通省「快適トイレ標準仕様」をクリア

2016年10月、国土交通省は建設現場を男女ともに働きやすい環境にするための取り組みを本格化させ、その一環として「快適トイレ」という基準を設けました。

快適トイレの標準仕様は、単に「きれいなトイレ」を指すだけではありません。悪臭がしないこと、男女別に使用できること、洗浄機能があること、清潔を保ちやすい構造であることなど、複数の条件を満たす必要があります。

バイオミカレットは、この国土交通省「快適トイレ」標準仕様をクリアしており、国土交通省が作成した「快適トイレ事例集」にも掲載されています。

第三者機関である国土交通省が認定しているという事実は、導入を検討する現場責任者の方にとって大きな安心材料になるはずです。「本当に臭わないのか?」という疑問に対して、「国土交通省が認定している製品です」と答えられる信頼性があります。

さらに、現在は全国各都道府県でも建設現場における「快適トイレ」の導入が推進されています。国の方針として現場環境の改善が進む中、早めに対応しておくことが現場のブランディングにもつながります。

快適トイレ導入で補助金が受けられることも

国土交通省は、快適トイレの標準仕様を満たすトイレを利用している建設現場に対して、最大51,000円/基・月の費用を補助する方針を掲げています(男女別で設置した場合は2基まで対象)。

現場条件や発注条件によっては、快適トイレの導入費用が設計変更の対象となる場合があります。また、自治体によって独自の支援制度が設けられていることもあります。

バイオミカレットの導入費用は初期投資として必要ですが、補助金が活用できれば実質負担を大幅に軽減できます。詳細は設置する現場の所在地の自治体にご確認いただくとともに、当社にもご相談ください。

「バイオトイレは高そう」は本当?現場の実態に合わせた1年コスト比較

金額だけを見ると、汲み取り式の方が安く見える場合があります。ただし、汲み取り回数、消臭剤の交換、業者手配の負担まで含めると、差が小さくなる現場もあります。

とくに、臭い対策に手間がかかっている現場ほど、見直しの効果が出やすくなります。

しかし、建設現場で一般的な「1年間の工期」というリアルな期間で、見えないコスト(管理の手間や消臭剤代など)も含めて比較するとどうなるでしょうか。

【前提条件】

  • 現場規模: 10〜15名程度が使用する建設現場(工期1年)
  • 汲み取り式の場合: トイレレンタル代 + バキュームカー費用(1回15,000円×月3回) + 消臭剤・芳香剤(月5,000円)
  • バイオミカレットの場合: メイクリーンの月額レンタルプラン(BM30-I型:月額82,000円(税抜))
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コスト項目汲み取り式仮設トイレ
(1年間)
バイオミカレット
BM30-I型 レンタル(1年間)
トイレ本体費用約12万円(月1万円×12ヶ月)984,000円(月82,000円×12ヶ月)
汲み取り費用約54万円(1.5万円×月3回×12ヶ月)0円(汲み取り完全不要)
消臭剤・管理費約6万円(月5,000円×12ヶ月)0円(杉チップによる自然消臭)
見えない管理コスト汲み取り業者の手配・日程調整の手間(大)現場での手配・管理の手間なし(小)
1年間の総コスト約72万円 + 毎月の管理・清掃の手間98.4万円(手配の手間なし・悪臭なし)
※概算シミュレーションです。汲み取り費用は地域や時期により変動します

いかがでしょうか。金額面での差額は、年間で20万円強(月額換算で約2万円弱)ほど。

この差額を「高い」と見るか、それとも「臭いに関する不満の軽減」「女性スタッフの定着率アップ」「毎月のバキュームカー手配という面倒な業務の削減」に対する投資として「安い」と見るかですが、管理の手間や臭い問題の解消という側面からバイオミカレットの導入を検討いただく現場が増えています。

こんな現場・施設にバイオミカレットは特に向いています

次のような条件に当てはまる現場では、臭い対策としてバイオトイレを検討しやすくなります。

  • 下水道が整っていない
  • バキュームカーの汲み取りが困難・高コスト
  • 臭いの改善が急務
  • 女性スタッフ・来訪者への配慮が必要

建設・土木現場
下水道が整っていない工事現場、僻地の工事現場、山間部・海岸部の現場。汲み取りの頻度が多く困っている現場、女性作業員・技術者が在籍している、または今後採用予定の現場。

農業・林業・漁業の現場
農場・果樹園・畜産施設の管理棟付近。バキュームカーが入りにくい農地や山林内の施設。農作業従事者・研修生が利用するトイレ環境の改善を検討している場合。

観光施設・レジャー施設
グランピング施設、キャンプ場、山岳リゾート、国立公園・自然公園内の施設。口コミ・評判に直結するトイレ環境の改善を急いでいる施設。

公共施設・行政管理施設
国立公園・県立公園内のトイレ。登山道入口・トレッキングルート沿いの施設。災害時の仮設トイレとしての備蓄・展開用途。

教育・研究施設
大学農学部付属施設、林業・水産研究施設。フィールドワーク拠点となる野外施設。

「購入・レンタルのどちらが自分の現場に合うかわからない」「どの機種を選んだほうがよいか分からない」といったお悩みがありましたら、ご状況をお聞きした上でご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

本当に臭いがしないのですか?

「ほぼ無臭」が正確な表現です。媒体(杉チップ)の杉の香りがわずかにする程度で、汲み取り式のような不快な臭いは発生しません。杉チップ由来の木の香りを感じることはありますが、汲み取り式のような強い不快臭は出にくい仕組みです。実際に体感いただける見学も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

電源がない現場では使えませんか?

バイオミカレットの稼働には電源が必要です。商用電力が確保できない場合は、発電機の利用をお願いしています。また、山間部など発電機の利用が難しい場合は、太陽光発電システムとの組み合わせで対応可能です。なお、「24時間連続通電」は必須ではなく、昼間7〜8時間の通電でも稼働できます(ただし処理能力は最大の約半分になります)。

設置工事は大掛かりになりますか?

大掛かりな工事は不要です。水道管や排水管の工事もありません。設置場所の水平確保と100V電源(コンセント)があれば、搬入後すぐにご利用いただけます。ユニック車で搬入・設置します。

利用できる紙はどんなものですか?

トイレットペーパーをご使用ください。ポケットティッシュは水に溶けにくく、処理槽内に残留することがありますので、使用しないようにしてください。これは利用者に事前に案内いただく必要があります。

大人数のイベントでも使用できますか?

可能ですが、注意が必要です。大規模イベントの場合、特定の1台に利用が集中すると処理能力を超える可能性があります。複数台を設置し、利用分散を促す運営上の工夫が必要です。利用人数・規模をお知らせいただければ、適切な台数・機種をご提案します。

汚れにくいですか?清潔さを保てますか?

使用後に通常のトイレ清掃を行っていただければ、常に清潔さを保てます。レンタル品についても、返却後に処理槽・室内を丁寧にクリーニングした上で新しい杉チップを投入して出荷していますので、常に清潔な状態でご利用いただけます。

寒冷地や冬場でも使用できますか?

ヒーターが内蔵されているため、処理槽内の温度を適切に保ちながら稼働できます。ただし、極寒地での使用条件については事前にご相談ください。

使用後の媒体(杉チップ)はどうなりますか?

長期使用後の杉チップには、微生物が分解できなかった栄養素(窒素・リン・カリウムなど)が含まれており、良質な堆肥として農業などに活用できます。環境負荷を少なく処理できる点もバイオトイレの大きなメリットです。

生産量に限りがあります――導入検討の際には早めにお問い合わせを

バイオミカレットは、国内自社工場で職人が一台一台丁寧に製造しています。

大量生産・大量販売ではなく、品質にこだわった製造を続けているため、生産台数には限りがあります。特にレンタル需要が集中する建設シーズン(春〜夏)や、災害対応需要が高まる時期には、お問い合わせいただいてもすぐにご供給できないケースもあります。

「導入を検討し始めた」というタイミングで、一度ご連絡いただくことをおすすめします。

現場のトイレ環境改善は、女性スタッフの採用・定着、現場の士気向上、近隣への配慮、管理コスト削減と、複数の課題を一度に解決できる投資です。消臭剤や汲み取りコストを毎年積み上げ続けるのか、今一度見直してみませんか?

株式会社メイクリーンはバイオトイレ導入のご相談・お見積りをはじめ、製品のご見学も受け付けております。その他、ご不明な点があれば、フリーダイヤル(0120-24-0012)、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

星野 聡のアバター 星野 聡 株式会社メイクリーン バイオトイレ事業部 マネージャー

【監修者プロフィール】
星野 聡(ほしの そう)
株式会社メイクリーン バイオトイレ事業部 マネージャー
学習院大学 法学部 卒業
横浜市青葉区倫理法人会 第6代会長

【略歴】
星野氏は学習院大学法学部を卒業後、個人事業主で映像制作FUNKTECHSTUDIOを経て、株式会社メイクリーンに入社し、現在はバイオトイレ事業部のマネージャーとして、バイオトイレのレンタルおよび販売を通じて、持続可能で快適な衛生環境の提供に尽力しています。
また、青葉区倫理法人会の第6代会長を務め、地域社会の倫理向上に貢献しています。

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